冷製スーブ
暑い日が続くと、どうも食欲が落ちてしまって・・そんな声を当店のお客様から聞くことは滅多になく(笑)、むしろボリュームのある肉料理などでしっかりスタミナをつけて帰られる方が多いようです。とはいえ、冷たいスープの美味しさは夏だからこそ堪能できるもの。当店の冷製スープは、液体だけでなく、食べる要素を加えており、2倍愉しめるのがウリです。
スープの内容は、その日の食材によって変わりますが、特に人気があって毎年、頻繁に登場するのは、トウモロコシのスープ。トウモロコシに塩、こしょうをしてアルミハクで包み、低温のオーブンでじっくり4〜5時間かけて火を入れます。こうすることで甘味が引き出されるのです。玉ネギやポワローなどの野菜と共にフォンで煮てミキサーにかけ、牛乳と生クリームで仕上げます。これに加える"食べる要素"は、トウモロコシのアイスクリーム。砂糖は加えず、塩でととのえてあります。
グラスに盛りつけたのは、コンソメのゼリーとモロヘイヤのスープ。コンソメは牛スネ肉でとったもので、夏らしくトマトの酸味を効かせています。モロヘイヤはアラビア語で"王様の野菜"を意味し、古代エジプトの王族に珍重されていたそうです。なぜなら、カロチン、カルシウム、ビタミン、粘りのもとである水溶性食物繊維等を豊富に含み、胃粘膜の保護や疲労回復、免疫活性化、美肌など様々な効能があるからです。夏バテの体調をととのえるのにぴったりの食材ですね。
赤いスープ、ガスパチョは、スペイン・アンダルシアの暑い夏をしのぐために生まれた料理。トマト、キュウリ、ピーマン、玉ネギ、セロリなどたっぷりの野菜を使い、シェリーヴィネガーやタバスコでキリリと味を引き締めます。これにプラスするのは赤ピーマンのムース。同系色ながら、こちらはまろやかな甘味とやや弾力のある食感で、ガスパチョとの対比がおもしろいのです。
冷たいスープで喉をうるおしたら、さあ、メインはやはり、がっつりいきますか?
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