From Chef
異国の香り漂うタジン
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ブルターニュ産鶏もも肉

地中海を挟んで、モロッコやアルジェリア、チュニジアなど北アフリカの国々と向かい合っているフランス。それらの国々の料理がいつしか伝わり、根付き、独自のスタイルとなって人々に親しまれています。そんなフランスでも出会うエスニックな料理のおいしさを、ぜひ味わっていただきたいと語るadding:blueのシェフ 長澤 隆尚。タジンやクスクスなど、北アフリカをルーツとする料理もメニューに載せてきました。タジンとは、円錐形の帽子のようなふたを持つ土鍋のこと。この土鍋で作った煮込み料理タジンは、特にモロッコの代表的な料理です。ユニークなふたの形は、材料から出る水分を全体に循環させ、水を使わなくとも材料が煮えるようにするため。水が貴重な砂漠の知恵が生んだ鍋です。モロッコでは、タジンに使う材料やスパイスは地方や家庭によって千差万別とか。adding:blueでは、火を通しても柔らかなブルターニュ産鶏もも肉を使用。ナスやズッキーニ、パプリカ、そしてレモンのコンフィなど多彩な野菜と共に、ゆっくりと炊き上げます。鍋のまま食卓へと運ばれてくる楽しさ、ふたを開けた途端に立ち上る湯気と漂ってくるスパイスの香り、そして触れただけで身がほぐれるほど柔らかくジューシーな鶏肉の旨味。ブルターニュ産鶏もも肉のおいしさを、ときにはこんな異国の香りと共に召し上がってはいかがでしょう。



星野 直寛 星野 直寛(ほしの なおひろ)
1971年生まれ、群馬県出身。
‘89年、高崎ビューホテルより料理の道に入る。
‘96年より坂井宏行氏の「ラ・ロシェル」を皮切りに都内のレストランで修業。
‘99年表参道「オン・ザ・スプーン」、’02年「ル・プチ・リュタン」などでシェフを務めた後、’08年に渡仏。クリスチャン・コンスタン氏の「ル・ヴィオロン・ダルグル」をはじめ、数々のレストランにて働く。
’10年11月よりadding:blueシェフに就任。
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